☆大切な栄養を与える「血」☆
東洋医学の「血」は、血液そのものだけでなく、
全身に栄養や潤いを与えたり、
血流を良くする循環状態の意味を含んだ広い概念です。
「血は、気の母」と表現されるように、
常に『気』と一緒に身体中を巡っていると考えます。
そのため、「気」の巡りが悪くなれば、血行不良となります。
1)血が不足している状態「血虚」(けっきょ)
○肝血虚。。。目がかすむなど視力の減退、不眠、イライラ、めまい、月経不順など
○心血虚。。。顔面蒼白、立ちくらみ、動悸、不眠、健忘症
《オススメの食材》
●造血作用のある赤身肉や青魚
●豚肉
●うずらたまご
●ブロッコリ
●人参などの根菜を煮炊きして
《控えたい食材》
血虚の人は、冷えの症状を伴うことが多いので、
●カラダを冷やす
●レタス
●きゅうり
●なすなどの野菜、
●高脂肪食品
●刺激の強い食材
2)血の巡りが悪い状態「血瘀」(けつお)
血液の巡りが滞って、
身体の各所に栄養を与える機能が低下した状態。
主な症状は、
肩コリ、神経痛、頭痛、月経痛、静脈瘤
原因は、
ストレスや栄養不足、不規則な生活、無理なダイエット。
滞っている「血」を動かすには、
●適度な運動
●身体を冷やさない
●偏食をしない
●精神的にリラックスすること
が大切です。
《オススメの食材》
●血の巡りを良くする黒きくらげなどのきのこ
●香りの良い大葉やゆず
●玄米
●マグロやイワシなどの青魚
●玉ねぎ、ネギ、ニンニク、らっきょう、にら、
●キャベツ
●ブロッコリ
●黒酢
《控えたい食材》
●高脂肪食品
●バター
●ケーキ
●塩辛いもの
●味の濃いもの
●冷たい飲み物
●アイスなど