食品が発酵すると
1)長期保存が可能になる
微生物の世界では、ある環境の中に、一定以上の微生物がいると、他の微生物が入れません。
つまり、食材の中に発酵菌による微生物が多くいればいるほど、腐敗菌が繁殖できなくなります。
その上、乳酸菌や酢酸菌、アルコールは、それ自体に殺菌作用があるので、雑菌の増殖を抑えます。
2)新たな栄養素が生まれる
食品が発酵することで、ビタミンやミネラルなどの新しい栄養成分が作り出され、
元の食品より栄養価が高まります。
3)消化吸収がよくなる
微生物が出す酵素により、食材が体内に入る前に分解され、腸への負担が減り、
栄養が吸収されやすくなります。
4)美味しさ、旨味が増す
発酵する過程で、
原材料の中に含まれるでんぷんやタンパク質、糖などが分解され、
旨味や美味しさが増します。