鰹節について

基礎講義2

           ☆かつお節☆

《かつお節のできるまで》

かつおを3枚におろし、煮熱する →  形を整えて、薪で燻して乾燥

その後、カビ(かつお節菌)を付けて、乾燥→ カビが付いたら、天日干し

という工程を3-4回繰り返す。

カビが生育するには、水分が必要なため、かつお節に付いたカビが、内部から水分を吸い上げるため、かつお節が石のように硬くなります。

また、カビの酵素が脂肪を分解し、酸化を防ぎ、たんぱく質を分解して、旨味の元になるアミノ酸を作ります。

《かつお節の種類》

本枯れ節

カビをつける工程を経たもので、旨味が濃く、だし汁をとるのに最適。

枯れ節

カビをつける回数が少ないもの。

荒節

カビをつけていないもので、

本枯れ節に比べて、やせて脂身の少ないかつおで造られている。

この荒節を削ったものが〈花かつお〉

カビをつけていないので、『発酵食品』ではありません。

 

JAS規格では、

枯れ節使用した削り節は、原材料名に(かつおの枯れ節)

荒節の削り節には、(かつおの節)

記載することが義務付けられています。

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